不動産投資トピックス 旺盛な実需(4) と 優良物件を買えない理由
2010年6月21日 by Quality-F
色々と主観を含めて話したが(自分でも何を話しているのか、正直なところ、掴めていない。まあ、偶然の産物か)、将来の事は誰にも分からないし、ま た、予測するにはファクターが多すぎて、ボラティリティが極めて高い。
しかし、ただ一つ言える事は、不動産は今が買いなのである。今を 逃したら、10年以上待たないと、この水準では買えないだろう。今の地価水準は一体 全体、何十年前の水準?
ぜひ、振返ってほしい、2年 前奨められた物件と一年前奨められた物件、半年前に奨められた物件、そして、直近で奨められた物件。読者も胸が痛いので はないか?だから、買えないのである。
先日も、「不動産投資のすすめ」で、調達利回りについて説明したが、今までも色々な指標を紹介してい る。まず、読者に実践してもらいたいのは、自分のクライテリアを明確にして、合致するものにはすべて手を出していく姿勢を持つべきである。時間が無いよう なら、すべて、筆者のようなプロに任せるべきである。
そして、何のために投資するのか?「キャッシュが欲しいのか?ほしいなら一体いくら 欲 しいのか?」「もうリタイヤしたいのか?」「老後の安定資産が欲しいのか?」「資産(担保)が欲しいのか」「節税対策か?」等々、まず、それを明確にして、自分の与信と照らし合わせれば、投資すべき物件の明確なクライテリアが自ずと出てくる。しかしながら、目線がみんな同じなのは一体どういうことであろうか?
目線が同じなら、富 裕 層には絶対に勝てない。勝機が無い事に時間を割いても、そもそも無駄であろう。
筆者のクライアントには、富裕層(資産家・実業家)の方 も多 いし、年収数千万のエリートサラリーマンから年収数百万の一般的なサラリーマンまで、ほんとに様々。金融資産も億単位から百万単位まで。
「できるだけスピーディに動いて、買付はいれているんですが、なぜか買えなくて…」
買い付けを入れた事のある読者なら、きっと理解できると思 う が、現在買えていない状況を見ると、優良物件は今後も買えない。どんなに指しても絶対に買えない。なぜなら、価格が吊りあがらないのであれば、よりいい条 件の需要者(フルキャッシュで購入する等)に必ずもって行かれる。これは、(1)自分のエージェントがきちんと物件をグリップ(←非常に大切)出来ていない事と、(2)力不足(自分の与信が弱い)に起因している。つまり、(自分は)そのレベルの物件は手が出ない人であるのだ。もし、心当たりがあるなら、物件のクライテリア と物件を紹介したエージェントを再度、考え直すべきだ。特に、これから本格的に不動産投資をやろうと考えているサラリーマン投資家等は、「今一歩、踏み込ま なければいけない」。つまり、理想(自己の判断において完璧な)の物件を追ってはいけない。この想いが読者に伝わる事を切に願う。
最近、このような質問や意見が多いので付け加えさせて頂いた。