不動産投資トピックス 国の施策に翻弄される不動産市場と不動産投資のタイミング(4)
2011年1月13日 by Quality-F
もうひとつは正攻法。バルク案件が市場に出る時まで、ジッと耐える…
所謂、無理して買わないスタンス。運よく良品に巡り会えたら、即決で購入するお決まりのパターンである。
しかしながら、業者さえジッと口を開けて耐えている状況であり…エンドには中々回って来ないかもしれない。かなり強引に引っ張ってこれるエージェントでないと厳しいだろう。また、そういったところと強いコネクションを作っておく必要もある。そう考えると、ある意味、今は…いい期間なのかもしれない。
証券化バブル崩壊時は、〇リードや〇ンフロンティア等の新興のプレイヤーは2008の春・夏ぐらいから本格的にCクラスの売却活動を行っており、年明けには、C級物件の整理はほとんど終わっていた。その後、出遅れた〇トリウム等々のプレイヤーの投売り、所謂、ファイヤーセールが期末まで続いた。数億~数千万円程度の都内駅近築浅のRC等が利回り10%前後の水準で数多く売りに出された。当時、とにかく強かったのがフルキャッシュの需要者。ガンガン横から物件をさらっていったのだ。つまり、エンドまで落ちてくるのであれば、まずはこのような富裕層が第一候補とならざるを得ないわけである。金は金を呼ぶと言う事であろうか。富裕層はよりリッチに…。
もし、読者がこのようなフルキャッシュで物件を取得できるような富裕層で無いのであれば、何よりエージェントと強いコネクションを持つ事が必要であると認識して欲しい。(参照 不動産投資トピックス 旺盛な実需(4)と優良物件を買えない理由)