不動産投資トピックス かんぽの宿(2)
2010年11月29日 by Quality-F
積算価格というのは、前述した①の再調達時価にたった考え方である。
現在、土地を仕入れて建てる(調達)としたら一体いくら必要か?、
ただし、現在の建物は新築ではなく当然に経年劣化していることから
建物については、当該経年分を減価(減価修正)させる必要が生じる。
次に、売却時価とは、だれがいくらで購入するか?といった実質的な売買を想定した価格で、
典型的な需要者を想定し、その需要者が購入する価格を求めるわけである。
ここで重要なのは、この典型的な需要者は、どういった視点で旅館を購入するかである。
答えとしては、読者も察しがつくかと思われるが、当然として旅館業を行った場合にどれだけの収益が得られるか?といった視点を中心に判断されるであろう。