不動産投資の為のエリア概要 (4) 大田区
2009年10月7日 by Quality-F
大田区は、23区内で最も面積が広い区である。品川区や目黒区に隣接し、都心部へのアクセスは、JR京浜東北線、JR横須賀線、京急線、都営浅草線、東急池上線などの利用となる。都心接近性が高いことから、都心部へのアクセスは良好である。幹線道路として、東京中心部から神奈川方面に抜ける国道1号線をはじめ、湾岸道路、環七通りなどがある。臨海部には東京都内最大の工場集積地を形成し、横浜や川崎と共に京浜工業地帯の中核を成す。また、羽田空港が立地することも特徴的である。羽田空港があることから、その周辺は空港関係者の住居や空港関係の会社など大きな影響を受けている。さらに大田区は、キャノンやセガ、ナムコ等の大手企業の本社を擁し、かつ、工場集積度が高い為、中小企業が多いことでも有名である。
やはり大田区といえば高級住宅地としての田園調布の存在が大きい。都心部の高級住宅地とは異なり、街区も広く、整然とした街並みである。そのため、スポーツ選手から企業経営者、政治家など多くの著名人が住む町となっている。田園調布以外にも大森山王と呼ばれる山王や久が原などの高級住宅地が存在する。そのため、住宅地としてに人気は比較的高く、23区の中では、標準的もしくはやや優れる住宅地としてのステイタスである。
人口動態としてはここ十年微増傾向である(5.0%増 H12→H21)。