スローライフな不動産投資 (2) – 実体験からの株式投資から不動産投資へ、不動産投資の優良物件です。

スローライフな不動産投資 (2) – 実体験からの株式投資から不動産投資へ

2009年9月12日 by Quality-F

一方、不動産投資は一般的にミドルリスク、ミドルリターンであり、中長期を目的とした投資である。有価証券と違い忙しい売買はなく、ゆったりとしたスタンスで臨めるのが利点。収益は不動産の賃料であり、管理をしっかりとしていけば毎月賃料を享受できる。また、他人資本を利用して保有不動産を担保にするなど、新たな収益の箱を手にすることができる。

かかる中、筆者は一番の利点と考えていることは賃料の安定性である、そこについてのボラティリティは非常に低位である。もともと居住用賃料は下方硬直性に強く、実体経済と比べると遅効性があるため、上がりにくく、下がりにくいといった特性を持っている。そのため、賃料を曲線で表すならば非常に緩やかなものになる。それらは皆さんの住まれている周辺の賃料を想像していただくとわかりやすい。「日経平均が順調に上昇していることから…明日から賃料を上げさせて頂きます」といったケースは皆無である。

不動産投資は低位なリスクで中長期的な投資シナリオを組むことができる数少ない安定的な投資である。且つ、取得した収益物件を担保として資産を効率的に増幅させることが可能である。筆者自身、収益物件を数棟保有しており、安定的な収益の柱になっている。

ちなみに収益を最大限化するため、筆者は自ら管理を行う。照明を替えたり、掃除をしたり、退去時にはDIYで数万円の原価にて大工工事を行っている。このように投資物件と触れ合うことによって、地に足がついた目に見える投資を行っているという実感が持てる。

つまり、自らが直接、エクイティコントロールを行える数少ない投資対象である。もちろん、不動産は不労所得であり、管理等はプロに任せるといった方もいるであろう。それはそれで立派なスタンスである。

不動産と有価証券、長々と記載してきたが、どちらを選ぶか…。筆者が仮に現実妥当性を加味して考えてみると…1,000万円が元手にあり、企業に勤めていて定期的にサラリーがある状態であったとしよう(想定)。その場合、筆者は間違いなく不動産投資を選択する。株式にて1,000万円を元手に1億円台に乗せることは莫大な労力が必要であることは上記にて述べた。正に勝ち続けないと到達できないラインである。皆さんも想像して欲しい、実際にできるかどうかを…。利益を出して、損をして、何度も繰り返しながら、心をすり減らし、相場に臨むのである。投資より投機的な色合いが強そうである。一方、不動産であれば、レバレッジを最大限活かすために、担保価値が十二分に確保できそうな物件を選定する。そして、利回りに囚われず中長期な投資スタンスで投資判断を行う。焦らず忠実に実行すれば、一夜にて億を超える資産を手にすることが可能である。結局は不動産で成功するほうが想像しやすく、結果として創造しやすいのである。