共同住宅のプロデュース (1)、不動産投資の優良物件です。

共同住宅のプロデュース (1)

2009年9月30日 by Quality-F

これから数回にわたり、筆者がプロデュースし、成功を収めた共同住宅のお話をしたい。賃貸住宅をプロデュースする立場からの見方が、不動産投資を行なうに際して、非常に優良な情報であるとの考えからである。この実例が読者が不動産投資を行なうにあたり参考になれば幸である。

「先祖様から頂いた土地を大切にしたい。最大限有効に活用したい。」がすべてのスタートだった。

計画地は駅から徒歩30分程度の住宅地域に存する。

周辺には公園や小学校をはじめ、児童センター、コミュニティセンター等の福祉施設、スーパーやコンビニもあり、車で5~10分程度に大規模商業施設(GMS)もある。交通利便性には劣るものの、生活利便性は高く、静かで住環境も良好な地域だ。

周辺環境等から分析するに、ターゲット(入居者)の属性は「小学生以下の子供がいる家族」か、「これから子供をもうけようと考えている夫婦(新婚)」と推察される。

イメージ的には「静かで安全(車の通りの激しくない)で、公園や小学校のそばがいい。駅から遠くてもいいから広いところに住みたい」と探されているお客様だろう。また、近隣に幹線道路(バイパス)が通っており、系統連続性も優れていることから、車通勤の需要者も想定できる。したがって、やり方次第では広範囲(東京都北部、埼玉県中心部)から入居者を呼び込めるポテンシャルもあると言うことだ。また、広範囲から呼び込めるということは、プランやデザイン次第では、地域の相場より、高い賃料設定も可能となるわけである。

つづく…共同住宅のプロデュース (2)