共同住宅のプロデュース (5)
2009年9月30日 by Quality-F
筆者は一級建築士なので、工務店やデザイナー(建築家)との打ち合わせで、間取りはもとより、使用部材や設備、デザインに至るまで、価格とのバランスを加味して一つ一つ詳細に詰めていく事ができる。例えば、外壁はガルバニウム鋼板(最近では良く使われているが)にして、建設費とメンテナンスコスト(修繕費)を押える。また、LDK(1階)についても、制約された条件の中、ワンフロアー形式にして内覧時に視覚的な広さを、よりアピールできるように配慮した。具体的にはお風呂等のユーティリティーを2階に設置し、間仕切壁の仕切り方を工夫して、床材の材質にこだわった。すべてを説明するには紙面が足らないが、このように、一つ一つをすべて積み重ねて、最終的に900万円/世帯(屋外給排水・外構工事込み)とした。