不動産投資を失敗しない為には
2009年9月10日 by Quality-F
個人投資家の中には、出回っている物件はいい物件ではないと最初から判断する方もいるが、これは大きな間違いである。投資の本質は投下資本と収益のバランスである。つまり、その物件の能力(収益力)に応じた価格で購入すれば何も怖い事は無いのである。一律に口を揃えて都内・駅近・築浅・表面利回り 10%~なんて言っている様子を目にするが、一体、どのくらいの人がそのような物件を手に入れているのだろうか?はっきり言って、そんな経済合理性を逸脱するような優良物件は、まず表には出てこないのである(法人レベルで回されてしまう)。高利回りで表に出て来たとしても、リスクがある物件か、弊社のような特別なルートを持っている所がファイヤーセール期間中に一瞬紹介できたりと、非常に恵まれたケースのみである。5億円以上の物件ならいざしらず、3億円以下の物件は今のご時勢でも高く売れている状況である。
なら どうすれば?
答えは簡単である。割高な物件を買わなければ良いのであるから、適正な価格をベースに物件を取得すれば良い。適正な価格とは専門家が物件のポテンシャルやリスクを明確にした上で、現在の市況(マーケット)をベースとしたNCFベースの価格である。要約すると、「この物件ならこの価格水準(適正価格)で買えれば安心な価格」とでも言えるだろう。そして、この価格水準をBM(ベンチマーク)に、エクイティや投資スタンス等を勘案の上、投資判断を行えば良い。
世の中にはたくさんの物件が溢れており、様々なリスクを含んでいる。リスクと思われるものが、実は投資チャンスであったりと、素人には到底すべてを把握する事は難しいであろう。そもそも、このような、多種多様なアナログ的商品(不動産)は、投資家各人の投資スタンスや資力、目的によって、投資判断や投資額(価格)は異なって来るものなのだ。したがって、まずは、物件探しの前に、投資スタンスや資力、そして投資目的を明確にするべきなのである。