不動産投資の為のエリア概要 (2) 世田谷区
2009年10月3日 by Quality-F
世田谷区は23区の東南部に位置し、多摩川を境界に神奈川県に隣接している。83万人と23区最大の人口を擁する世田谷区は区内の約9割が住居関連の地域地区に指定されている。特に第1種低層住居専用地域はがその半分を占める。23区の平均がおよそ2割程度である事を考えると、その住宅地としてのボリュームの大きさが理解できるものと思う。
目黒区との境に存する「駒沢公園」や、「砧公園」、「馬事公苑」等、整備された公園が多く、数々の緑道や並木道等、自然豊かな環境が魅力である。かかるなか、日本でも屈指の面的な広がりを持つのが成城である。その町並みの美しさと広がりは圧巻である。成城の影に隠れてしまうが、世田谷区はその他多数の高級住宅地が存する。超一流の芸能人や大手企業の社長が住み、インターナショナルスクールで有名な「瀬田」や、23区の別天地名勝「等々力渓谷」を擁する「等々力」、その他、「深沢」「代田」「奥沢」等、高級住宅地が広がる。また、下北沢、三軒茶屋、自由が丘など、お洒落で個性的なショッピングスポットも充実している。
行政サービスについては概ね標準的であるが、子育て支援サービスや24時間安心安全パトロール等、特にファミリー世帯向けの施策を講じている。賃料水準は23区外縁部にありながら、比較的高い水準を確保している。イメージ的には文京区よりやや低位な水準である。城南エリア（渋谷区・世田谷区・大田区・品川区・目黒区）の中では4番目の水準。
